住民投票(アンケート)で住民の意見を

住民投票(アンケート)で住民の意見を

今回の(仮称)新白馬風力発電事業計画では、「林地開発許可制度」の対象となります。

特に、利害関係者の「萩原地区」「原谷地区」は住民の同意が必要です。同意が得られないとその土地での計画は実施できません。

林地開発許可制度とは

林野庁(農林水産省)が定める林地開発許可制度があります。

この制度では、100m✕100mを超える林地(山や森)を開発する際には地権者や水利権などの「権利」を持っている人の3分の2以上の同意が必要としています。

また、その他の者についても「同意を得ることができると認められる場合」とされています。

さらに詳しい情報は林野庁のPDFをご確認ください。

林地開発許可制度について:林野庁

(仮称)新白馬風力発電事業計画では、原谷区や萩原区民が、利害関係者ため、区民の意思を確認する住民投票やアンケートなどが必要です。

住民投票(アンケート)とは

住民投票とは、ある事項に関する住民の意思を、直接確認する制度です。

日高町の過去の事例として、住民投票ではなく風力発電計画の対象区の区民の有権者に対して、住民アンケートを取った例もあります。

林地開発許可制度を元に住民投票をするなら、3分の2以上の同意が必要となります。

大切な私達の意思と権利

風力発電が知らない間に建っていたにならないために今できること

全国で多くの風力発電計画がありますが、土地を地域で所有しておらず「住民の意思」を届けることができる例は少ないです。

多くの場合、「知らない間に建っていた」「気がついたら計画が進んでいた」とそういう話がほとんどです。

このラッキーな状況を活かして、大切な私達の意思と権利をしっかりと届けましょう。

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