タウンメールとタウンプラス(地域指定郵便)の違いと使い方

チラシを配布する方法は何種類かあります。その中でも今回は、郵便局に依頼ータウンメール、タウンプラス の方法を紹介します。

タウンメールとタウンプラス(地域指定郵便)の違いと使い方

チラシを配布する方法は何種類かあります。

  1. 自分でポスティング
  2. 協力者に頼んでポスティング(ボランティアなど)
  3. ポスティング業者に依頼
  4. シルバー人材派遣センターに依頼
  5. 郵便局に依頼ータウンメール
  6. 郵便局に依頼ータウンプラス

1,2は無料でチラシを配布することができる方法です。

3〜6は有料でチラシを配布することができる方法です。

その中でも今回は、

  1. 郵便局に依頼ータウンメール
  2. 郵便局に依頼ータウンプラス

の方法を紹介します。

※これは個人が近隣の郵便局に問い合わせ、実際に利用して調べた情報です。実際のご利用情報とは異なることもあるため、詳細は管轄の郵便局に問い合わせをオススメします。

タウンメールとタウンプラス(地域指定郵便)の違い

タウンメールとタウンプラスの大きな違いは

  • 配布計画書
  • 配達日数
  • 料金

です。

タウンメールとタウンプラスの共通事項は

配布先 郵便番号単位
差出人 同じ人である必要がある
宛先 記入不要
大きさ 長さ34cm以内、幅25cm以内、重量100g以内
料金支払方法 別納・後納
その他 オプションサービスと併用不可

配布先は郵便番号単位

指定した郵便番号の全世帯に配布をすることができます。

郵便番号ごとの世帯数は管轄の郵便局にお願いすれば調べることができます。

田舎の場合、1つの郵便番号で20世帯程度のところもありました。

多いところで1000程度の世帯数でした。

どこに配布をするのか、どこが重要度高いかなど優先順位を決めることで費用を抑えることができそうです。

逆に、郵便番号単位でしか決めることができないので、「この国道沿いの民家にのみ配って欲しい」というようなふわっとしたお願いはできません。

タウンメールの概要

配布計画書 不要
配達日数 4営業日程度
料金 25gまで 57円
50gまで 67円
100gまで 81円
宛先欄 配達地域指定と表記が必要
その他 信書も送れる
12月15日から翌年1月14日までの間は取り扱いなし

タウンメールは配布計画書は不要

配布計画書というのは、郵便局に事前に「こういう手紙を、この地域に、全部で何枚配布お願いします」という内容を書いた書類です。

タウンプラスの場合、この書類を出さないと荷物を引き受けてもらえません。

タウンメールは、配布計画書がなくても、郵便局へいきなり行って、

「タウンメール出したいんですけど」で、荷物の規格が合っていれば荷物を引き受けてもらえます。

その分、タウンメールはタウンプラスより少し割高です。

タウンメールの配達日数

通常の手紙の配達日数に+3営業日が基本になるようです。

ただし、ゴールデンウィークやシルバーウィークなど、連休や祝日を挟むと郵便の量が増えて配達日数が伸びることがあるとのことでした。

配達日数が伸びることも考えて余裕をもって依頼するほうが良さそうです。

タウンメールの料金

タウンメールの料金は明瞭で、重さによってきまります。

  • 25gまで 57円
  • 50gまで 67円
  • 100gまで 81円

タウンメールの宛先欄、差出人欄

この部分の書き方は、公式HPには大きさ◯センチ!など正確な情報はありません。

必ず書かないといけないのは

  • 料金別納・料金後納の印
  • 地域指定郵便の表記
  • 差出人(郵便番号、住所、名前など)

です。

フォントの大きさ指定などはないため、

実際に出したい手紙を管轄の郵便局に持っていき、「これでいいですか?」と確認するほうが確実です。

タウンプラスの概要

配布計画書 必要
最低件数 500件
配達日数 7営業日程度
料金 別途見積
宛先欄 タウンプラスと表記が必要
その他 信書や手書きの紙は送れない

タウンプラスは配布計画書が必要

配布計画書というのは、郵便局に事前に「こういう手紙を、この地域に、全部で何枚配布お願いします」という内容を書いた書類です。

タウンプラスの場合、この書類を出さないと荷物を引き受けてもらえません。

郵便を送り始めて欲しい2週間前までに、この書類を提出する必要があります。

タウンプラスには最低件数がある

タウンプラスは合計500件以上の手紙がないと、利用することができません。

  • 〒1:200件
  • 〒2:100件
  • 〒3:300件
  • 合計:600件

など、合計で500件を超える場合にのみ利用することができます。

タウンプラスの配達日数

通常、配達完了までに7営業日程度かかるそうです。(田舎の場合)

計画書を出した日+7営業日です。

実際に配達完了して欲しい日が7月31日の場合、

計画書は3〜4週間前の7月1日〜7月7日に出し、

見積が完了した後、7月20日ごろ(1週間前)までに郵便物を郵便局に引き受けてもらったほうが良いと思います。

タウンプラスの料金

別途お見積りになってしまうので、一概に◯円ということはできません。

配布先住所、件数、郵便物の大きさ・重さ、計画書の日数余裕

など複合的な内容で料金が決まるように思いました。

私の場合、

大きさ A4サイズ
重さ 1枚10g程度
件数 600件程度

という条件で、1つあたり50円程度で見積もりをもらいました。

タウンメールだと57円していたので、1通あたり数円でも下がるのはかなり助かりました。

たくさんあるチラシ配布方法を有効活用しよう

チラシを配布するのは、住民団体の活動などでは定番の手段です。

無料のポスティング方法

ただ、

  1. 自分でポスティング
  2. 協力者に頼んでポスティング(ボランティアなど)

以外はお金がかかります。

私の住んでいる地域はかなり田舎。自分たちでポスティングすることもできたのですが、家庭の事情でなかなか難しく…(妻が出産をひかえていた)

協力者を募りポスティングすることも考えました。

ですが、真夏の炎天下の中ポスティングしてもらうのは忍びなく、今回は有償でポスティングする方法をとることにしました。

有料のポスティング方法

有料のポスティング方法は

  1. ポスティング業者に依頼
  2. シルバー人材派遣センターに依頼
  3. 郵便局に依頼ータウンメール
  4. 郵便局に依頼ータウンプラス

ポスティング業者に依頼

うちの地域は田舎です。

ポスティング業者がそもそも見つからず、見積もりをとることもできませんでした。

シルバー人材派遣センターに依頼

シルバー人材派遣センターに相談にも言ったのですが、シルバー人材では徒歩か自転車でのポスティングしかできないそうです。(法律で自動車やバイクでの配布は禁止なんだって)

また、

  • 時給での労働になる
  • 1件1件配布先の住所を割り出す必要がある

ということでした。

うちの田舎の場合、料金は1枚あたり50円程度かかるとの見積もりになりました。

住所を割り出す作業もこちらでしなくてはいけなくってかなり大変そうです。

炎天下や寒空の下を60才以上のお年寄りにポスティングしてもらうのは良心が傷んだため、この方法は見送りました。

郵便局に依頼

ということで、私の場合は「プロにお願いしよう」ということで郵便局のタウンメールやタウンプラスを利用しました。

郵便番号のみの指定で対応してもらえたのでかなり楽でした。

タウンプラスを使った感想

郵便局の担当の方も丁寧に対応していただきました。

また、田舎が故かもしれませんが、普段、ポスティングのチラシは少ないこともあってか

郵便で配られた郵便物は多くの住民がしっかりと目を通してくれていたように感じました。

チラシはいかに受け取った相手が目を通してくれるかが重要なので、郵便局に依頼して良かったと感じました。

また、自分たちではよく知らない住宅街で1件1件くまなく配布も難しかったと思います。

やはりプロに任せて良かったと思いました。

この記事が少しでもあなたの参考になれば嬉しいです。

タウンメール(配達地域指定郵便):郵便局

タウンプラス:郵便局

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