知っておきたい!風力発電の被害

知っておきたい!風力発電の被害

風力発電ってどんな影響があるのか知っていますか?

自然に良いと注目されている再生可能エネルギーの風力発電。

実は、環境にもあんまり良くなくって、健康にも様々な問題を引き起こすんです。

ここでは、実際の事例と共に風力発電の被害を紹介していきます。

  1. 健康被害
  2. 害獣被害の増加
  3. 土砂・台風災害
  4. 不動産・地価の下落

配布したチラシ

知っておきたい!風力発電の被害のチラシ表
知っておきたい!風力発電の被害のチラシ裏

「風車から1km以内で約80%」健康被害が発生

風車から1km以内の約80%、500m以内では90%以上の人が、昼夜を問 わず、イライラ・不眠・吐き気・頭痛・鼻血・肩こり・血圧上昇などの心理的・生理的被害を受けている。

風力発電本格稼働前に試験運転が行われた。1回目の試験運転で約4ヶ月間、10基のうち3~5基が稼働。

風車から約500~1,000mの近距離の別荘地49世帯90人の住民のうち29名という多くの方が健康被害(めまい、耳鳴りなどの症状)を訴えた。

血圧上昇で倒れて入院された方が4名、そのうち2名はクモ膜下出血と心筋梗塞で死亡。

2回目の試験運転では10基がフル稼働。その結果、別荘地だけではなく周辺地域にも健康被害が続出。

120名の住民の約8割(約90名)に心理的または生理的な被害。特に60名は明瞭な生理的症状を示した。

めまいなどの症状のほか、口や鼻からの出血、むくみや全身の震え、脳の異常感、意識障害、平衡感覚異常など、症状の重篤化が顕著になった。

被害者の中で、心筋梗塞などの血管系の病気で死亡した者が3名に及んだ。

引用元:NC HokkaidoNo.157「東伊豆町の風車問題を考える住民の会」

頭痛・耳鳴りなどの症状が風車が動いているとする

風力発電の健康被害

風車が稼働し始めて3ヶ月。

北西風が吹く1月に音が気になり夜に眠れなくる。

耳栓をしても効果はなく「ツーツー」という音が聞こえ、食欲も減退。

4月に自費(約80万円)で二重サッシにしたが、逆に、胸を圧迫されるようになる始末。

同月、業者の担当者に畳に頭をすりつけて「せめて夜だけでも風車を止めて」と求めましたが、聞き入れてもらえなかった。

5月には心臓発作で和医大に緊急搬送された。

幸い、命はとりとめたものの今後のことを考えると健康には変えられないと風車から6km離れたところに2000万円の貯金をはたいて家を新築し引っ越した。

お話:和歌山県海南市下津町 Mさん69才女性

「血圧の数値が10〜20上昇」風車が稼働すると900m以内の人の約50%で

伊豆の熱川風力発電について、東伊豆町と住民が1年間の血圧測定を行った結果、

「風車が停止している時に比べ、稼働すると調査した約半数の人で血圧の数値が10〜20上がった」と報告された。

ずさんな工事と土砂災害

<数々の土砂崩れの現場写真>
どこまで崩れ落ちていくのだろうか‥(笠取にて)
林道を塞いだ土砂崩れの復旧後(笠取高良城)
約10年間このままの状態で放置されている(ウインドパーク笠取)

「今後、何年もこのまま置いておくつもりです」(シーテック伊藤部長 談)

青山高原ウインドファームの土砂崩壊

修復後の状態

横から見たところ
崩壊した土砂をそのまま牧草の入った網で覆っただけ
そこは緑化されているが、崩壊の始まった部分は岩がむき出しのまま

その左右は小崩壊が止まらず、緑化できていない
シーテックはこれで復旧できたとしている
何度植えても緑化できないのり面(青山高原)

土地の返還後は地主の責任

 「事業終了後の土地の管理は…?」  
土地は返還後、地主の責任。区有林の場合は区民の責任
シーテックは、既存のウィンドパーク笠取、美里、青山高原で余りにも多過ぎる土砂崩れをどれ一つとしてまともに直せていない

このまま地主に返されたら地主は管理しきれるのだろうか?



土砂災害が起こった場合、復旧工事には億単位の費用がかかる

通常なら山林の復旧工事は、ほとんど公費でまかなわれるが、風車などの人工物を建てた場所にはその制度は適応されない 

賃貸契約を結んだのが その家のお爺さんだったとしても

 将来その土地を相続した子や孫が 責任を引き継ぐことになる

 風車を建てた山は負の遺産となる

引用元:風の庭

台風や地震で風力発電の破損物が飛んでくる

2018年9月の台風で破損した白馬ウィンドウファーム

2018年9月の台風で破損した白馬ウィンドウファーム

(和歌山県日高郡日高川町)

出典:資料1-1 白馬(しらま)ウインドファームのブレード折損事故について(経済産業省)

台風など、風の強い時は風車は止まります。

風力発電ができないため、災害時の地域の代替え電力にすることもできない可能性が高いです。

地震で風力発電が停止、破損

ブレードが折れた風車=7日午後0時16分、石川県志賀町
石川県能登地方で稼働している73基の風力発電施設全てが、能登半島地震で運転を停止した。
本紙は、能登地方で稼働する全事業者に取材。少なくとも2基でブレードに被害があった。HSE(茨城県日立市)の連結子会社「能登の風」が運営する志賀町富来地域の風車は、長さ41メートル、重さ約8トンのブレード1枚が折れて一部が地上に落下した。珠洲市では日本風力開発(東京都)の珠洲第2風力発電所で長さ34メートル、重さ約6トンのブレード1枚が破損した。いずれも原因は分かっていない。  強い揺れで自動停止したり、施設を動かす電源が使えなくなったりして、運転を停止した施設もあった。

引用元:能登半島地震は「風力発電」にも大打撃、発生直後にすべて停止 風車が破損、電源は使用不能に:東京新聞

ブレード(羽)の破損の他に、風車の基礎部分の地割れや、地震で傾いた風力発電の基礎近くにある変電設備が。

地震の多い地域で風力発電事業はかなりリスクが高い様子が伺えます。

売れない土地・不動産に。価格は下落

地価は二束三文

家を売り払い、子どものところに行くか悩み、不動産屋さんに問い合わせた。

ところが、「畑地区は風車の被害が出ているため、地価は二束三文になっている。

もちろん買い手がない。」と言われた。売るにも売れない状態になってしまった。

お話:和歌山県由良町畑地区 Tさん 67才女性

他の地域の住宅価格は上がる中、下がった住宅価値

風力発電所から 1km以内の住宅の価格は最大 7.1%下落。 対象:ドイツの大手不動産サイト2007~2015 年の間に登録された700万件の住宅 発表:ドイツ ライプニッツ経済研究所 2019年1月 21日

ドイツでは2007年〜2015年の間、住宅価格は上昇を続けています。↑%表示

そんな中、風力発電所が近い住宅は価格が下落。

風力発電が土地や不動産価格に影響している様子が見て取れます。

和歌山県由良町での風力発電で起こった出来事

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【山形】栗子山風力発電計画で“データ改ざん”疑惑とその後

【山形】栗子山風力発電計画で“データ改ざん”疑惑とその後

和歌山県で(仮称)新白馬風力発電事業を計画している「事業者」である「JR東日本エネルギー開発株式会社」。 (仮称)新白馬風力発電事業って何?どんな計画なの?(仮称)新白馬風力発電事業」は、和歌山県広川町と日高川町の境にある既設の白馬ウィンドウファームの再建・エリア拡大を計画しているプロジェクトです。JR東日本エネルギー開発株式会社が事業者で、最大60,000kWの発電能力を持つ風力発電機を設置予定。新しい風力発電機は既設のものより大きく、健康被害や環境への影響が懸念されています。日高町の風力発電を考える会 JR東日本エネルギー開発株式会社が山形県で風力発電事業計画をしていました。 ですが、この計画の調査データに不正があったとして告発がありました。 【要点】 1. 山形県の栗子山風力発電計画の準備書で事業者から提出されたデータに不正があったと告発があった。(報道:2023年10月11日) 2. 野鳥の会や日本イヌワシ研究会、地元住民から反発・反対の声、反対署名、市「白紙撤回を」県では「事業中止も含め抜本的な見直し」を求める声が上がった。 3. 告発から約1年、「現時点で撤退は

By 日高町の風力発電を考える会
【風力発電健康被害】和歌山県の被害者の声

【風力発電健康被害】和歌山県の被害者の声

風力発電の羽根の下で~和歌山における被害の実態~/風力発電の被害を考える会わかやま 「風力発電の被害を考える会わかやま」が6ヶ月もの時間をかけ独自で取材・調査した内容です。 調査時期:2014年2月 被害者の声:5名 動画内容の要約 内容の要約の下に動画の全文文字起こしがあります。 風力発電の設置状況 2013年6月時点で和歌山県に56基の風力発電機が設置されており、さらに83基の建設計画が進行中。最初の設置は2000年で、その後順次増設されている。 各風力発電機の概要と影響 1. 1機目(2000年設置):修理費回収が困難となり撤去済み。 2. 2機目(2003年設置):売電不成立で運転中、住民からの被害報告なし。 3. 3機目(2005年設置):健康被害の苦情が増加し、夜間停止措置。 4. 4機目(2008年設置):被害報告なし。 5. 5機目(2008年設置):健康被害が報告され、複数の風力発電機が影響を拡大。 6. 6機目(2008年設置):健康被害の報告が発生。 7. 7機目(2010年設置):被害報告なし。 8.

By 日高町の風力発電を考える会
風力発電事業計画がある地域で私たち一人一人ができる具体的で効果的な5つのこと

風力発電事業計画がある地域で私たち一人一人ができる具体的で効果的な5つのこと

ここでは、風力発電事業計画がある地域で、個人一人ひとりができることを紹介していきます。 些細なこと、と感じるかもしれませんが1つの声が大きな波を起こしていくきっかけに必ずなります。 小さな一歩は大きな一歩。 「え、これってこんなだったんだ!」という気付きから得られるものはたくさんあります。 まずは、知ることから。 1. 知ること 2. 口コミ 3. 意見書 4. 住民投票 5. 地権者がリスクを認識 それぞれについて詳しくはリンク先で紹介しています。気になる項目をクリックして詳細をご一読ください。 1.風力発電について知る 今回、日高町・日高川町・広川町・御坊市に計画されている「(仮称)新白馬風力発電事業」 これはいったいどんな計画なのか、まず紹介します。 (仮称)新白馬風力発電事業って何?どんな計画なの? (仮称)新白馬風力発電事業って何?どんな計画なの?(仮称)新白馬風力発電事業」は、和歌山県広川町と日高川町の境にある既設の白馬ウィンドウファームの再建・エリア拡大を計画しているプロジェクトです。JR東日本エネルギー開発株式会社が事業者で、最大60,

By 日高町の風力発電を考える会
住民投票(アンケート)で住民の意見を

住民投票(アンケート)で住民の意見を

今回の(仮称)新白馬風力発電事業計画では、「林地開発許可制度」の対象となります。 特に、利害関係者の「萩原地区」「原谷地区」は住民の同意が必要です。同意が得られないとその土地での計画は実施できません。 林地開発許可制度とは 林野庁(農林水産省)が定める林地開発許可制度があります。 この制度では、100m✕100mを超える林地(山や森)を開発する際には地権者や水利権などの「権利」を持っている人の3分の2以上の同意が必要としています。 また、その他の者についても「同意を得ることができると認められる場合」とされています。 さらに詳しい情報は林野庁のPDFをご確認ください。 林地開発許可制度について:林野庁 (仮称)新白馬風力発電事業計画では、原谷区や萩原区民が、利害関係者ため、区民の意思を確認する住民投票やアンケートなどが必要です。 住民投票(アンケート)とは 住民投票とは、ある事項に関する住民の意思を、直接確認する制度です。 日高町の過去の事例として、住民投票ではなく風力発電計画の対象区の区民の有権者に対して、住民アンケートを取った例もあります。 林地開発許可制

By 日高町の風力発電を考える会